福岡の夏の雷雨と夕立、雨上がりの車に残るシミの落とし方
監修:髙濵 良夫(出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長)
福岡の夏に多い夕立や雷雨の後は、強い日差しで水滴が乾く前に洗車をして拭き上げるのが車にシミを残さない方法です。この記事は、年間の雷日数が25.5日となる福岡で、夕立の後に洗車をするタイミングやシミ対策に悩む方に役立ちます。
結論:福岡の夏に多い夕立や雷雨のあと、強い日差しで水滴が乾く前に洗車をして拭き上げるのが、車にシミを残さないための方法です。
夏の福岡は急な雨が多く、雨上がりの車をそのままにしておくと、水滴に含まれる成分が固着してシミの原因になります。特に、交通量の多い福岡市内の都市部では排気ガスやPM2.5などの汚れが雨水と混ざるため、より注意が必要です。
1. 福岡の雷は年約25日、7月は降水量約300mm
福岡の気候には、夏場に急な天候の変化が起こりやすい特徴があります。福岡で夕立の後に洗車をするタイミングに悩む方も多いのではないでしょうか。

気象庁の平年値データによると、福岡の年間の雷日数は約25日です(出典1)。そのうち7月は約5日です(出典1)。夕立や雷雨が重なる夏は、車が急に濡れる日が増えます。
また、降水量についても夏場は非常に多くなります。7月の降水量は約300mm、8月は約210mmとなっており、福岡の夏は雨が多いことがわかります(出典1)。
福岡の夏の気象データ
福岡の夏場における雷日数と降水量、気温の平年値は以下の通りです。
| 項目 | 数値(平年値) |
|---|---|
| 年間の雷日数 | 約25日 |
| 7月の雷日数 | 約5日 |
| 7月の降水量 | 約300mm |
| 8月の降水量 | 約210mm |
| 8月の日最高気温 | 約32℃ |
(出典1)
このように、福岡の夏は雨や雷雨に見舞われる日が多く、車が濡れる機会が頻繁にあります。さらに福岡の都市部では、大気中の排気ガスやPM2.5といった微細な汚れがボディに付着しやすいため、これらが夕立の雨水と混ざり合うことで、より頑固な汚れへと変化してしまいます。
2. 夏の夕立のあとに日差しが戻るとシミが残る
夏の雷雨や夕立のあと、すぐに天候が回復して強い日差しが戻ることがあります。このとき、濡れたままの車を放置していると、ボディにシミが残ってしまいます。

水シミができるメカニズム
雨水や泥水には、無機質の「ミネラル」が含まれています。雨上がりに日差しが当たると、日最高気温が約32℃(出典1)にもなる福岡の8月などは、ボディの表面温度が急激に上昇します。その結果、水滴がすぐに蒸発し、水に含まれていたミネラル分や、都市部特有の汚れ(排気ガス、PM2.5など)だけがボディの表面に取り残されて固着します。これが、雷雨のあとに車にシミができる原因です。
「天神へ買い物に出かけた際にゲリラ豪雨に遭い、帰宅する頃にはすっかり晴れていて、翌日見たらボンネットに白いリング状のシミがびっしり付いていた」というような経験を持つ方も少なくありません。天神や博多などの交通量が多いエリアでは、空気中に微細な排気ガスやPM2.5、油分が多く漂っています。これらが夕立の雨滴に取り込まれてボディに付着し、雨上がりの強い日差しで水分だけが急激に蒸発すると、ミネラル分とともに油性の汚れが塗装面に焼き付くように固着してしまいます。プロの現場でも、こうした「都市型汚れと夏の熱」が組み合わさったシミは、通常の洗車では落ちにくく、専用のケミカルが必要になるケースを頻繁に目にします。都市部の汚れを含んだ雨水は、乾くと非常に厄介なシミになりやすいのです。
特に、表面にザラザラとした凸凹があるマット塗装の車や、従来の無機質なボディガラスコーティングを施工している車は、同じ無機質のミネラルが埋まりやすく、水シミが着きやすい傾向があります。
できてしまったシミの対処については、車の水垢の落とし方|ウォータースポットまで完全対策も参考にしてください。
3. すぐ拭くか、洗うか
雨上がりに車を拭くべきか、それとも洗うべきかという疑問を持つ方もいます。結論として、雨上がりの車をそのまま拭くのは避けるべきです。


洗車をしてから拭き上げる
雨水には、空気中のホコリや道路の泥、そして排気ガスやPM2.5などの微細な汚れがたっぷりと混ざっています。車に付着したこれらの汚れをそのままタオルでこすると、塗装面に細かい傷(洗車キズ)をつけてしまいます。そのため、まずはたっぷりの水でしっかりと汚れを洗い流してから、カーシャンプーを使って洗車をし、最後に拭き上げるのが正しい手順です。特に夏の夕立後は、以下のコツを意識して洗車を行うとシミを防ぎやすくなります。
- 日陰で作業する:直射日光の下では水分がすぐに蒸発し、かえってシミの原因になります。なるべく日陰や屋根のある場所で洗車しましょう。
- ボディが熱い時は水で冷ます:夕立のあとでボディが高温になっている場合は、最初にたっぷりの水をかけて塗装面の温度を下げてから洗います。泥や砂、都市部の排気ガス汚れも一緒に洗い流せます。
- 部分ごとに洗って拭き上げる:車全体を一度に洗うと、拭き上げる前に乾いてしまうことがあります。ドア1枚、ボンネットなど、部分ごとに「洗う→すすぐ→拭き上げる」を繰り返すのが確実です。
- 優しく洗う:カーシャンプーをしっかり泡立てて、摩擦を減らしながら優しく洗いましょう。
シミを防ぐ洗車道具の選び方
洗車後の水分を素早く拭き取る際、道具選びも非常に重要です。吸水性が低く硬いタオルを使うと、何度も擦る必要があり、塗装を傷める原因になります。
おすすめは、車用の「マイクロファイバークロス」を使用することです。マイクロファイバークロスは極細繊維で作られており、高い吸水性と柔らかさを兼ね備えています。選ぶ際は、大判サイズで厚手タイプのものを選ぶと、一度に多くの水分を拭き取れるため作業時間の短縮に繋がります。
拭き上げる時のコツは、クロスをボディに広げて「ゴシゴシと擦らず、手前に優しく引くようにして水分を吸い取らせる」ことです。これにより、摩擦によるキズを防ぎつつ、水滴が乾く前に素早く仕上げることができます。
ご自身での洗車が難しい場合や、時間が取れない場合は、福岡市中央・博多・早良の店舗一覧などでお近くの店舗を探し、プロの洗車を依頼するのも1つの方法です。
コーティングによるシミ対策
水シミを根本から防ぐためには、コーティングの被膜選びも重要です。KeePerのダイヤⅡキーパーやフレッシュキーパーなどのメニューは、表面に有機質のレジン被膜を形成します。有機質の被膜は、無機質のミネラル(水シミ)の固着を防ぐ効果があるため、夕立のあとのシミ対策として非常に有用です。さらに、排気ガスやPM2.5などの油分を含んだ汚れも密着しにくくなるため、洗車の手間が格段に軽くなります。
コーティング施工後の雨の日の扱いについては、施工後に雨が降っても大丈夫?コーティングと雨の関係をご覧ください。
4. 福重店で相談できること
福重店の設備やメニューは、店舗ページでご確認ください。
5. よくある質問
6. 出典
- 過去の気象データ検索 平年値(1991〜2020年) 福岡(気象庁、2026年10月閲覧)
この記事の監修
髙濵 良夫
出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長
資格:コーティング技術1級資格者(EXキーパー資格者)
弊社中国カンパニーでKeePer施工と施工者育成に従事。
現在は、KeePer全社推進・KeePer LABO推進業務に従事。
