金沢の冬は雪より雨と雷|消雪装置の水と、車に付く赤茶色の汚れ
監修:髙濵 良夫(出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長)
金沢の冬に消雪装置の水を浴びた車に付く赤茶色の汚れはもらい錆とは別物で、早めの洗車とコーティングでの対策が有効です。この記事は、冬の金沢で車を運転し、ボディの下部や側面に付着する赤い汚れにお悩みの方に役立ちます。
結論:金沢の冬に消雪装置の水を浴びた車に付く赤茶色の汚れは、鉄粉が錆びた「もらい錆」とは別の汚れです。乾いて固まると落としにくくなるため、消雪装置の上を走った日は早めに洗い流し、コーティングで塗装を守っておくことが有効です。
1. 金沢の12月は降水量約300mm、雷は年約45日

冬の金沢の気象データ
金沢の冬は雪だけでなく、雨や雷が多いという特徴を持っています。気象庁のデータによると、金沢の12月の降水量は目安として約300mm、年間の降水量は約2,400mmに達します(出典1)。
また、金沢の年間の雷日数は目安として約45日です(出典1)。ただし、この値は気象庁が「@」を付けた参考値で、平年との比較には使えません。
降雪と車への影響
一方で、雪が全く降らないわけではありません。金沢の降雪の深さ合計は年間で目安として約160cm、雪日数は約74日となっています(出典1)。このように、雪と雨が交互に降るような環境下では、道路は常に濡れた状態になりがちです。
車を運転する際、路面に溜まった水や泥を巻き上げることになるため、ボディや足回りは非常に汚れやすくなります。冬の金沢で車をきれいに保つためには、こうした気象条件を理解しておくことが大切です。
| 項目 | 数値(平年値 1991〜2020年) |
|---|---|
| 12月の降水量 | 約300mm(出典1) |
| 年間の降水量 | 約2,400mm(出典1) |
| 年間の雷日数 | 約45日 ※参考値(出典1) |
| 年間の降雪の深さ合計 | 約160cm(出典1) |
| 年間の雪日数 | 約74日(出典1) |
2. 道路の消雪装置と地下水
消雪装置(消雪パイプ)の役割
雪の多い地域では、道路の積雪を防ぐために消雪装置(消雪パイプ)が広く設置されています。これは道路の中央などに埋め込まれたパイプから散水し、雪を溶かす仕組みです。
消雪装置から散水される水は、主に地下水が利用されています。地下水は年間を通じて水温が安定しており、冬場でも外気温に比べて比較的暖かいため、道路上の雪を溶かすのに適しているからです。
車が浴びる地下水の影響
消雪装置が稼働している道路を走行すると、車は必然的にその水を跳ね上げ、ボディや下回りにたっぷりと浴びることになります。雪が積もっていない道路であっても、金沢の冬は消雪装置の水を浴びた車に汚れが付着しやすい環境にあると言えます。
散水された地下水には、地中から溶け出したさまざまな成分が含まれています。これがそのままボディで乾いてしまうと、通常の雨水とは異なる汚れとして残ってしまう傾向があります。日々の走行で繰り返し地下水を浴びることは、車の美観を損ねる大きな要因となります。
3. 赤茶色の汚れは何か
赤い汚れの正体について
金沢の冬に車を走らせていると、ボディの下部や側面に赤い汚れが付着してお悩みの方も多いのではないでしょうか。消雪装置の水を浴びた車が乾いた後に、このような赤茶色の汚れが残ることがあります。
この赤茶色の汚れの主な原因は、地下水に含まれる鉄分などのミネラル成分です。消雪装置から散水された地下水を浴びてそのまま乾くと、水分だけが蒸発してミネラル成分がボディに残留します。この鉄分が空気中の酸素に触れて酸化することで、赤茶色に変色してこびりつきます。放置すると塗装にダメージを与えるため、早めの対処が必要です。
「もらい錆」との違い
消雪パイプからの水を浴びて、車に錆のような汚れが付いたように見えることがありますが、これはボディに刺さった鉄粉が錆びて茶色い点になる「もらい錆」とは別の汚れです。
もらい錆は、ブレーキダストや鉄工所などから飛散した微細な鉄粉が塗装面に突き刺さり、それが酸化して錆びることで発生します。触るとザラザラとした感触があるのが特徴です。一方、消雪装置の水に由来する汚れは、広範囲に付着して乾いた跡のような状態になることが多く、発生する原因が異なります。
どちらの汚れであっても、長期間放置すると塗装に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。特に消雪装置の地下水に含まれる鉄分やミネラル成分は、濡れては乾くことを繰り返すうちに強固なスケール(水シミ)として固着します。そのまま放置すると、酸化した成分が塗装のクリア層を侵食して陥没ジミ(ウォータースポット)を引き起こし、通常の洗車では落とせなくなるリスクがあります。ご自身の車に付着した汚れの種類や落とし方について詳しく知りたい場合は、金沢市の店舗一覧からお近くの店舗をお探しいただき、実車をお見せいただくことをおすすめします。
4. 消雪装置の上を走った日の手入れ


早めの洗車が基本
消雪装置から出た地下水や、道路の泥水をたっぷりと浴びた日は、できるだけ早めに洗車を行うことが大切です。濡れた状態のまま放置して水分が蒸発すると、水に含まれていた成分だけがボディに残り、頑固な汚れとして固着してしまいます。
特に冬場は気温が低く、洗車がおっくうになりがちですが、汚れを溜め込まないことが車をきれいに保つ秘訣です。すでに固着してしまった水シミなどでお困りの場合は、車の水垢の落とし方|ウォータースポットまで完全対策も参考にしてください。
融雪剤への対策も忘れずに
また、冬の道路には雪を溶かしたり凍結を防いだりするために融雪剤が散布されることもあります。融雪剤が車に付着したままになると、金属部分の腐食を招く恐れがあります。そのため、ボディの表面だけでなく、下回りやタイヤハウスの中もしっかりと水で洗い流すことが重要です。冬の過酷な環境から車を守る方法については、融雪剤・塩害から車を守るコーティングの必要性の記事でも詳しく解説しています。
コーティングで汚れを防ぐ
冬の汚れ対策として非常に有効なのが、事前にカーコーティングを施工しておくことです。例えば、クリスタルキーパーやフレッシュキーパー、ダイヤⅡキーパー、EXキーパーなどのガラスコーティングを施工しておくと、塗装の上に厚い被膜が形成されます。
この被膜が身代わりとなって汚れを受け止めるため、地下水の成分や泥汚れが直接塗装に触れるのを防ぐことができます。さらに、水をはじく表面になるため汚れが残りにくく、消雪装置の水を浴びた日の洗車でも汚れを流しやすくなります。
複数のコーティングの中でも、消雪パイプの汚れ対策として金沢の冬に特におすすめなのがフレッシュキーパーやダイヤⅡキーパーです。これらのコーティングは優れた自浄効果を備えた被膜構造を持っており、地下水に含まれるミネラル成分や泥汚れが塗装へ密着するのを強力に防ぎます。自然の雨が降ったり、水洗いをしたりするだけで汚れがスルッと落ちやすくなるため、洗車がおっくうになりがちな冬場でも、車をきれいな状態に保ちやすくなります。
5. 金沢南営業所で相談できること
金沢南営業所の設備やメニューは、店舗ページでご確認ください。
6. よくある質問
7. 出典
- 過去の気象データ検索 平年値(1991〜2020年) 金沢(気象庁、2026年10月閲覧)
この記事の監修
髙濵 良夫
出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長
資格:コーティング技術1級資格者(EXキーパー資格者)
弊社中国カンパニーでKeePer施工と施工者育成に従事。
現在は、KeePer全社推進・KeePer LABO推進業務に従事。
