鉄粉が少ない地域でも車がザラつく?春日井・小牧の降下ばいじんと本当の原因
監修:髙濵 良夫(出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長)
春日井市や小牧市周辺で車のボディがザラザラする原因は、鉄粉だけでなく花粉や樹液、水アカなどの固着が考えられます。洗車をしても落ちないザラつきにお悩みの方や、自然が多いエリアや幹線道路をよく走るドライバーの愛車ケアに役立ちます。
目次
結論:春日井市や小牧市周辺で車のボディがザラザラする原因は、鉄粉だけでなく、豊かな自然環境による花粉や樹液、または水アカなどの固着が考えられます。
1. 県内で降下ばいじんが最も少ないのは隣の瀬戸
愛知県春日井市周辺で車を所有している方の中には、洗車をした際にボディの表面がザラついていることに気づく方も多いのではないでしょうか。春日井で車のザラザラの原因を探る際、まず思い浮かぶのが工場や線路から飛散する鉄粉です。しかし、実はこの地域周辺は、県内でも大気中の降下ばいじん(チリやホコリなどの微粒子)が比較的少ないエリアにあたります。
春日井市の隣に位置する瀬戸市の測定データを見ると、その傾向がよくわかります。愛知県の2024年度の降下ばいじん量調査によると、瀬戸保健所における降下ばいじんの年平均値は、1か月あたり約1 t/km²でした。これは県内で測定された8地点の中で最も少ない数値であり、全県平均の約2 t/km²を大きく下回っています(出典1)。
降下ばいじん量の比較(愛知県内)
| 測定地点 | 年平均値(t/km²・月) |
|---|---|
| 瀬戸保健所(春日井市の隣の参考値) | 約1 |
| 愛知県全県平均 | 約2 |
※数値は2024年度の測定結果です(出典1)。
さらに、瀬戸保健所で採取された不溶解性成分のうち、鉄粉の指標となる全鉄の割合はわずか約2%にとどまっています(出典1)。この隣の市の参考値から推測すると、春日井市周辺も極端に鉄粉が多く飛来するような過酷な工業地帯ではないと言えます。それにもかかわらず車の表面がザラつくのであれば、鉄粉ではないザラザラを引き起こす別の要因が潜んでいると考えられます。
2. セルフ高蔵寺で相談できること
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3. ザラつきの原因は鉄粉だけではない:花粉・樹液・虫・水アカ
車に付着するザラザラの正体が鉄粉ではない場合、春日井で車が汚れる原因として考えられるのは、自然由来の物質や水分の乾燥によって固着したミネラル分です。

花粉と黄砂
春先から初夏にかけては、大量の花粉や黄砂が飛散します。これらがボディに降り積もった状態で雨に濡れると、花粉の殻が割れてペクチンという粘着性の成分が溶け出します。これが乾燥して塗装面にへばりつくことで、洗車だけでは落ちにくい頑固なザラつきに変化します。このような汚れを防ぐためには、鳥のフン・花粉・黄砂から車を守る|コーティング効果と対処法も参考に、こまめな洗車で汚れが固着する前に洗い流すことが大切です。
樹液や虫の死骸
公園や街路樹の近くに車を停めていると、細かい霧状の樹液が飛んでくることがあります。樹液は透明で目立ちにくいですが、触るとベタベタ、あるいはザラザラとした感触があります。また、夜間に走行した際にフロントバンパーやボンネットに付着する虫の死骸も、乾燥すると塗装面に強くこびりつき、ザラつきの原因となります。これらは有機質の汚れであり、放置すると塗装を傷める原因にもなります。
水アカ(ウォータースポット・イオンデポジット)
雨水や洗車時の水道水がボディ上で乾燥すると、水分に含まれるミネラル分(カルシウムやマグネシウムなど)が白く残ります。これが蓄積すると、表面に微細な凹凸ができ、手で触れたときにザラザラとした感触を生み出します。特に、水道水を使った洗車後に拭き上げを怠ると、深刻な水アカになりやすいため注意が必要です。水アカの詳しいメカニズムについては、車の水垢の落とし方|ウォータースポットまで完全対策をご覧ください。
4. 高蔵寺ニュータウンの丘と小牧の工業団地
車の汚れ方は、その車がどのような環境で保管され、どのような道を走っているかによって大きく変わります。春日井市や小牧市の地理的な特徴を踏まえると、それぞれのエリアで車がザラザラになる原因が見えてきます。
高蔵寺ニュータウン周辺の自然環境
高蔵寺ニュータウンのように丘の上に住宅と公園、雑木林が並ぶ場所では、車は花粉や樹液、落ち葉の影響を受けやすくなります。木の近くに停める日が多い車は、春の花粉や夏の樹液がボディに残っていないかを洗車のたびに手で触れて確かめると、ザラつきを早めに見つけられます。
小牧市の物流拠点と幹線道路
一方、小牧市の工業団地の周りのように大型トラックが行き交う幹線道路を頻繁に走る車では、アスファルトのタール(ピッチ)や、ブレーキダスト、排気ガスに含まれる油分などが巻き上げられ、ボディに付着している可能性があります。これらの汚れは、雨水と混ざって乾燥すると、塗装面にザラザラとした感触を残します。
5. 原因ごとの見分け方と落とし方
車のボディがザラついていると感じたら、まずはその原因が何であるかを見極めることが重要です。原因に合った正しい対処をしなければ、かえって塗装を傷つけてしまう恐れがあります。

ザラつきの見分け方
洗車をして表面の砂ぼこりを落とした後、濡れた状態のボディを素手で優しく撫でてみてください。引っかかるような硬いザラザラ感がある場合は、鉄粉や塗装ミストの可能性があります。一方、少しベタつくような感触や、局所的にポツポツとしたものがある場合は、樹液や虫の死骸などの有機汚れが疑われます。また、水滴が乾いた跡のような輪ジミがあり、そこがザラついている場合は、ミネラル分が固着した水アカです。
正しい落とし方とコーティングの役割
鉄粉が付着している場合は、専用の粘土や除去剤を使用する必要があります。無理にこすると塗装に深い傷が入るため、鉄粉除去の方法とコーティングへの影響|放置するとどうなる?を参考に慎重な作業が求められます。樹液や虫の死骸は、お湯でふやかしたり専用のクリーナーを使ったりして優しく取り除きます。
花粉や樹液、水アカがこびりつく前に落としやすくしておく方法として、カーコーティングがあります。KeePerの「クリスタル KeePer」や「フレッシュ KeePer」、「ダイヤⅡ KeePer」などは、ガラス被膜とレジン被膜の二層構造を持っています。このうち、表面のレジン被膜は無機質のミネラル汚れが固着するのを防ぐ役割を果たし、水シミや水アカによるザラつきを軽減します。また、「EX KeePer」も、塗装の上に透明なベールを纏ったような被膜で汚れの密着を防ぎます。
お住まいの地域の環境に合わせて定期的な洗車とコーティングを行うことで、ザラつきのない滑らかなボディを維持しやすくなります。春日井市や小牧市周辺で洗車やコーティングを検討される際は、名古屋市北部(北区・守山・春日井)の店舗一覧からお近くの店舗を探してみてください。
6. よくある質問
7. 出典
- 愛知県 降下ばいじん量調査(愛知県、2026年10月閲覧)
この記事の監修
髙濵 良夫
出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長
資格:コーティング技術1級資格者(EXキーパー資格者)
弊社中国カンパニーでKeePer施工と施工者育成に従事。
現在は、KeePer全社推進・KeePer LABO推進業務に従事。
