新居浜・西条の臨海工業地帯で車に付く鉄粉|地域特有の汚れの原因と見分け方
監修:髙濵 良夫(出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長)
新居浜や西条の臨海工業地帯では鉄粉や潮風で車が汚れやすいため、こまめな洗車と鉄粉除去が重要です。車のザラつきにお悩みの方や、鉄粉と水アカの見分け方、年平均風速2.1m/sなど地域の気象条件に合わせた手入れ方法を知りたい方に役立ちます。
結論:新居浜や西条などの臨海工業地帯では、鉄粉や潮風の影響により車に特有の汚れが付きやすいため、こまめな洗車と鉄粉除去が重要です。松山などの都市部とは汚れの性質が異なるため、地域の環境に合わせた手入れが求められます。
1. 別子銅山から続く新居浜の臨海工業
新居浜市は別子銅山とともに工業の街として歩んできた地域で、海沿いには工場が並びます。工場の周辺や、資材を運ぶ大型トラックが行き来する道路では、細かい粉じんが舞い上がることがあります。新居浜で車に乗る場合、鉄粉がボディに付着しやすい環境にあると言えます。
これらの鉄粉は目に見えないほど細かいものも多く、気づかないうちに車の塗装面に突き刺さってしまいます。鉄粉が車の塗装に付着した状態を放置すると、空気中の水分や雨水と化学反応を起こして錆を発生させる原因となります。海沿いでは潮風に含まれる塩分も付くため、鉄粉と塩分の両方を意識した手入れが必要です。
2. 西条の年平均風速は約2m/s、年降水量は約1,500mm
新居浜市に隣接する西条市もまた、広大な工業地帯を有する地域です。西条の臨海部で車を使用する際も、地域の気象条件が車の汚れ方に大きく影響します。気象庁が公開しているデータによると、西条の気象平年値は以下のようになっています。
| 観測地点 | 年平均風速 | 年降水量 | 年日照時間 |
|---|---|---|---|
| 西条 | 約2m/s | 約1,500mm | 約1,866時間 |
※数値は気象庁 過去の気象データ検索 平年値(1991〜2020年)より(出典1)
西条の年平均風速は約2m/sです(出典1)。風のある日は、工場の周辺で舞った粉じんや海からの塩分が、駐車中の車にも届くことがあります。
また、年降水量約1,500mm(出典1)の雨も車の汚れに関係しています。雨が降ることで大気中のチリやホコリ、鉄粉が雨粒とともに車に落ちてきます。雨上がりには水分が蒸発し、これらの汚れだけが塗装面に残留して固着しやすくなります。
なお、新居浜市のアメダスの平年値については、すべての気象要素が観測されておらずデータとして使用することができません(出典2)。そのため、隣接する西条市の気象データを参考にすることで、新居浜・西条エリア一帯の気候傾向や、それに伴う車の汚れやすさを把握することができます。
3. 鉄粉か水アカか、汚れの見分け方
車に付着する汚れには様々な種類がありますが、新居浜や西条のような臨海工業地帯では、それが鉄粉なのか、あるいは一般的な水アカなのかを正確に見分けることが手入れの第一歩となります。新居浜で車の汚れにお悩みの場合、まずは汚れの性質を確認することが大切です。
鉄粉が付着しているかどうかを確認する最も簡単な方法は、触覚による確認です。洗車をして表面の砂や泥を落とした後、ボディを素手で優しく撫でてみてください。もしザラザラとした感触があれば、それは塗装面に突き刺さった鉄粉である可能性が高いと言えます。より敏感に確認したい場合は、指先に薄いセロハンテープを巻いて撫でると、微細な引っかかりをより明確に感じ取ることができます。また、白やシルバーといった明るいボディカラーの車では、黒や茶色の極小の斑点として目視で確認できることもあります。これが錆び始めると茶色いシミのように広がり、塗装面に深刻なダメージを与えると言われています。鉄粉除去の方法とコーティングへの影響|放置するとどうなる?についても知っておくと、鉄粉による被害を最小限に抑えるための適切な対処が可能です。
一方、水アカは雨水や水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が、水分の蒸発とともにボディに残留して固まったものです。多くの場合、白くウロコ状のリング跡になったり、ドアノブの下などに黒い筋状の汚れとして現れたりします。水アカは触っても鉄粉のような鋭いザラつきは感じません。水アカを放置すると塗装のツヤが失われる原因となるため、車の水アカの落とし方|ウォータースポットまで完全対策を参考に、汚れの種類に応じた専用のクリーナーや洗車方法を選択することが重要です。
4. 地域ごとの洗車の目安
車の美観を保つための洗車頻度や方法は、お住まいの地域の環境によって大きく異なります。新居浜や西条のような臨海工業地帯と、松山市のような比較的内陸の都市部では、車を取り巻く環境に明確な違いがあります。

| 地域 | 主な汚れの原因 | 洗車のタイミング |
|---|---|---|
| 新居浜・西条エリア | 鉄粉、粉塵、潮風(塩分) | 風の強い日や雨のあとに早めに |
| 松山などの都市部 | 排気ガス、砂埃、花粉 | 汚れが目立ってきたら |
新居浜・西条エリアでは、前述の通り工業地帯由来の鉄粉や粉塵、そして海からの潮風による塩害の影響を強く受けます。そのため、汚れが塗装面に固着して錆の原因になる前に、こまめに洗い流すことが大切です。特に風の強い日が続いた後や、雨が降った後、台風の通過後などは、ボディに大量の塩分や不純物が付着している可能性が高いため、早めに水洗いを行うことが推奨されます。洗車時には必ずボディのザラつきを確認し、ザラつきが気になり始めたら、鉄粉除去用の粘土や専用のケミカル剤を用いて、塗装面を平滑に整える手入れが欠かせません。
一方、松山などの都市部では、工場の排煙よりも自動車の排気ガスや、アスファルトから舞い上がる砂埃、花粉などが汚れの主な原因となります。鉄粉や塩分の影響は臨海部ほど意識しなくてよい場合が多く、汚れが目立ってきたタイミングでの洗車が基本になります。ただし、黄砂の飛来時期や梅雨時は汚れが蓄積しやすいため、状況に応じた洗車が必要です。
鉄粉除去を自分で行うのが難しい場合は、新居浜・西条・今治の店舗一覧から近くの店舗を探して依頼できます。
5. イオン新居浜SSで相談できること
イオン新居浜SSの設備やメニューは、店舗ページでご確認ください。
6. よくある質問
7. 出典
この記事の監修
髙濵 良夫
出光リテール販売株式会社 販売部 担当課長
資格:コーティング技術1級資格者(EXキーパー資格者)
弊社中国カンパニーでKeePer施工と施工者育成に従事。
現在は、KeePer全社推進・KeePer LABO推進業務に従事。
